究極ウンチ地獄絵図

逃げ場なし

いつの間にか……

屋外排泄をしたことがあるだろうか。

私はある。

立ちションに至っては小学生の頃至る所でしていたしうんちも何度かある。

公園の茂み、歩道の茂み、秘密基地と命名した茂み。

アパートの階段裏、川、海、プール、路地裏の窓、新聞の隅。

そして風呂もその例に漏れなかった。

見方を変えれば漏らしているとも言える。

 

我慢に耐えかねてするのではなく、一種楽しみとして立ちションをしていた気がする。

立ちションをするためにションベンを我慢していたことさえあったと思う。

 

浴槽でもしていた。

今考えると凄い、家族が使う浴槽に排尿行為。

 

自分が使うだけなら構わない行為だけど家族が使う浴槽で排尿をしてるのが罪深い。

家族が全身に小便を塗りたくっているところをシバリングしながら何食わぬ顔で見ていたこと、今となっては信じられない。

小便でシャンプー泡立てて体洗っているのなんて、汚してるのか綺麗にしてるのか分からない。

そしてそのションベン風呂に自分も浸かってる私。これも意味が分からない。

 

私は基本体を洗ってから湯船に浸かるタイプなのでションベン浴即退室するわけだ。

ションベンにまみれて一室から出てくる少年を見て誰が「風呂上り」を連想するのだろうか。

奇妙すぎる少年。ジョジョ(排尿音)

 

まあそんな屋外排泄にはまったことがあった。まあ、時効だろう。

ここにこうやって書きさえしなければ誰も私をションベン野郎と後ろ指をさすことは、まあなかったかと思う。

書いちゃったからには、もう、ね……。

 

「公園でおしっこするのやめて」

私の屋外排泄は、こういった旨の注意書きがアパートの掲示板に掲示されたことを機にぴたりと止んだ。浴槽でもしなくなった。

近隣住民が「この中にクソションベン野郎がいる」と金田一耕助ばりに目を光らせている。そう思うと震えあがった。

 

気持ちよく小便をすることよりも、周囲からかかる嫌疑への恐怖が勝ったと言える。

 

 

自分が「嬉しい」よりも「恐ろしい」が勝る質でありそしてその従たる質であるのは、こういう経験からも自覚がある。

 

というのも、この排尿バレは今でも夢に出てくるぐらいにはトラウマな出来事で先日も夢に見たぐらい。他にもこれに類する体験が時々フラッシュバックする。

 

自分の言動が非道徳的でモラルに反しているそれをうっすらと理解しながらも、改めて糾弾される。その危機感や不安。

 

 

そんな不安や危機感が蔓延る世の中で「好き」や「嬉しい」、「楽しい」という方向への言動や表現を続けるモノ・ノフがいる。

そういった人たちも私と同じように危機感や不安の恐ろしさを知りながらも、「好き」に向かって行っている。その姿は人の美徳の一つだと思うし、本当に頭が下がる。

 

「恐ろしさ」に雁字搦めになっている自分を恥じてきたが、こういう現状にいる自分だからこそそういった美徳をより一層強く受け止められていると、最近少し前向きに捉えられるようになった。

こう思わせてくれたのはひとえに、恐らく今ここまで読んでくださっている「好き」へと向かうあなたのお陰だ。

 

ありがとう。

 

 

先日、休日を明日に控えた風呂の中で、小便ができるかなと試してみた。

結論から言うと、小便は出なかった。

尿管から、バブルジェットの如く噴出される黄金水を期待していきんでみたものの、膀胱がジリリと痛み陰嚢の裏側がプルプルと痙攣するのが関の山だった。

 

いつかまた、一人でロングショベを。

5000文字あるけど、書いたのは俺のせいじゃないんだよ。

 幾野、という名前にピンときたのなら殺していた。

 

 君がそうでないことを祈る。俺にとってはこの名前は十字架なんだ、あんまり理解はされないが。

 

 寂れた神社の石畳で突っ立って、鼻くそを捏ねるような所作をしているの俺に近づいてくる小さな影。


「幾野ってあれでしょ。凄い早いヤツ」

 

 俺の眼前に立った生意気そうなガキは開口一番そう言った。喧しい蝉の鳴き声の中、その甲高い声はかき消されることなく俺の耳に届いた。


 右ポケットに入っていたタオルを拳に巻きつける。

 

 人を生理用ナプキンみたく血まみれにするのはこれで2度目になりそうだ。

「おいガキ」

 

「おっさんが着てる体操服の名前、あの綺麗な眼鏡の人と同じだと思うんだけど」

 

 ガキが俺に指をさす。

 

 左胸についた自身の名前の刺繍を見て思わず舌打ちをした。

 

 拳を解き、焦げたツツジとチョークを捏ね上げたお手製の噛みたばこを奥歯に放り込んだ。


「30円やるからとっとと消えろ」

 

「いらないよ。ボク、ラジオ体操しに来たんだし」

 

 俺の前を通過して境内へと侵入したガキは、一直線に賽銭箱の上に置かれたモンベルのラジオへと興味を注いだ。


「これ、おっさんの?」


 ガキはラジオのつまみを捻る。

 

 だがスピーカーからは耳障りなノイズと、それに紛れた誰かの声が流れてきていた。


「おい!触んなよガキ」


 そういうとそのションベン臭いガキはぷりぷりと言わんばかりに頬ふくらましながら振り返った。

 

「さっきからガキガキってさぁ。ボクには不離羽って名前があるんだけど?」


「不離羽?またゴキゲンな名前だな。そんなら苗字はワールドってか」

 

「え!? なんでわかったの? ボク、悪戸っていう名前。悪戸不離羽っていうんだ」


 世も末だ。早く終わってしまった方がいい。

 

 そんな諦念が俺に不離羽と名乗ったガキを追い出すのことをピタリと止めさせた。憂さ晴らしの如く、指を口に突っ込み噛みたばこを引き抜きそのまま狛犬の額に擦り付ける。


「そのラジオは俺がお前位の頃に、おね……姉貴が入院してる俺にくれたものだ。姉貴の愛用の逸品だ」

 

 つらつらと話す俺に不離羽は対して興味を示さない。

 

 その態度に腹立ちはしたが、一方で自身が多弁になっていたことを客観視させることにも繋がり、恥ずかしさが勝った。

 

 不離羽はラジオをまじまじと眺めた後、そのアンテナ部分を指の腹で優しく撫でた。

 

 この所作が、俺がこの小さな存在をガキから悪戸不離羽という人間へと認識を変えたように思う。

 

 それは持ち主の俺の目から見ても小汚いこのラジオが大切な思い出の品だと知る前と後では接し方が全く違った。

 

 こいつは決して無教養なクソではないことは明白。


 不離羽の恰好はとてもシンプルだった。白のTシャツと、下は動きやすそうなハーフパンツと瞬足という出で立ち。

 

 首からは「デイリー」と書かれたスタンプカードをぶら下げていて、不離羽が身につけているのはそれらだけ。

 

 しかしその姿には「何もない」ことよりも「空白」を感じさせた。これから沢山詰め込んで行ける、それ故のシンプルさを人にした様だった。

 

 汗に濡れた髪と日に焼けた健康的な肌が俺には少し眩し過ぎる。

 

「おら、ラジオ体操始めるぞ。それやってとっとと帰れ」

 

 7時50分。俺はラジオ体操の曲ががなり立てるラジオと共に不離羽とラジオ体操を始めた。

 

 不離羽はそれはそれは真剣だった。

 

 特に「腕を大きく左右に動かしパワーフリップの体操」は圧巻だった。

 

 出会いとは打って変わって体操はスムーズに終わり、不離羽がスタンプカードを前に出してきた。
「おっさん、スタンプ」

 

「ああこれだな」

 

「んげあ。これ印鑑でしょ?つまんない」

 

「シャチハタだ。退職の時に使ったんだよ。思い出の品だ」

 

 そう、退職の時に。

 

 あれ、待て。俺はあの「眼鏡外した方が可愛い」つったカスの部下に殴りかかって、それで。

 


 それで?

 


 去来する違和感。そして辻褄の合わない現状。

 

 右手に握るタオルのごわつきがやけに存在を主張し始める。 
「おっさん? どうしたのぼうっとして」


「ん。いやなんでもない。お前は明日も来るのか」


 不離羽はさも当然という顔をした。

 

 そこには小馬鹿にするような意味合いの視線も含まれているように感じ、先ほど感じた嫌な予感のようなものももあいまって気分を害した俺は不離羽をとっとと追いやった。


 結局のところ、不離羽とのこの奇妙なラジオ体操の関係は1日とて途切れることなく続くことなる。

 

 「リステリンを長時間口に含むと白いネバネバができるんだが、あれは美味いぞ」と俺が言うと「キショ」と反応し、不離羽が「蝉のお腹に注射針でおしっこ入れたらお風呂の中みたいな音がする」と言えば「終わってる」と俺が答えた。

 

 「マンチカンって全方位にエロい」と俺が言うと「カス過ぎる」と不離羽がため息を零し、俺が「死ね」とキレたのは不離羽が「ASMRでパイズリしながら左右で囁くの、夢見すぎ」とほざいたからだ。


 そんなちぐはぐな会話と、角度も朱肉の押し具合もてんでバラバラなスタンプカードが列をなし、気づけば残すマス目はあと一つとなっていた。

 

 ただ「ラジオ体操」という行為だけが俺と不離羽の二人を繋ぐ唯一の要素であり、これが機能しなくなったら俺たちは会うことはなくなるのだろう。

 

 そしてそれが意味することを不離羽は知らない。今日はそれを伝えねばならなかった。


ニートのおっさん。今日は静かだね」


 ラジオ体操を終えた不離羽が俺に問う。俺はぶっきらぼうに答える。


「今日は仕事がある日だからだ」


「そんなわけないでしょ。ニートなんだから」


 不離羽は俺の話には興味がないという様にラジオの電源を入れた。そこから流れ出すのは不離羽にとって意味のないノイズだった。

 

 しかし俺は今日、そのノイズにこそ用がある。


「不離羽。お前、身に覚えのないものを持ってるだろ」


 不離羽の喧しい動きがぴたりとやむ。その言葉には身に覚えがあるらしかった。しかし不離羽は押し黙ったままだ。

 

 ならば、続けるしかなかった。俺が。


「俺の場合、これのタオルがそれだ。なんでか血で真っ赤。お前のちんちんの先っちょみてえに健康なピンク色だ。そして俺が『ここに来る前にやったこと』は人を殴ったことだ。『眼鏡がなければ可愛い』とかほざいたクソの部下がいてな」


 不離羽はバツが悪そうにそっぽを向いている。

 

 蝉は飽きもせずに鳴き続けるが、それが妙に遠いところで鳴っているような気がして現実味がなかった。

 

 そして不離羽の顔はいつもの無邪気な年端もいかぬ顔ではなく、もっと生々しく痛々しい表情を浮かべていた。


「おっさんはけんかなんかしないでしょ」


 不離羽は小さな声でそれだけ言うと、境内から飛び出そうとした。俺はとっさにラジオのつまみを回す。

 

 不離羽の動きが止まる。

 

「正解だ。このタオルは俺のじゃない。この『血』が俺のだったんだ。そこで思い出したよ。クソ部下は俺の口にタオルを突っ込んで背負い投げをした後に首を思いっきり踏み抜いた。俺はつぶれた喉から血を噴き出して窒息した。それで……」


 そこからの記憶は朧げだ。ただ、思い出した。血反吐を吐いて仰向けで倒れているであろう俺と、そしてそれを見下ろす満足したクソの顔を。


 息を吸い込み。言葉に臭い息を込める。


「死んだ。俺は死んでここに来た。ここはあの世か、もしくはそれの一歩手前の場所だ」


 不離羽が振り返る。そして俺は黙ってその距離を詰めた。石畳がカツカツと鳴る。


 不離羽はポケットに右手を突っ込んでいた。

 

 その腕をつかむ。

 

 恐ろしいほど細く、あの日の俺の首のよりも簡単に折れてしまいそうだと思った。不離羽の腕を引き上げる。

 

 手に握られていたのはビー玉のような黄色く輝く石だ。

 

 俺が「これがお前の?」と尋ねるとただこくりとうなずき「鍛治玉」と答えた。鍛治玉、聞いたことがない。しかしこれが不離羽を死に深くかかわっている、ということなのだろう。

 

 俺はラジオ体操のカードと鍛治玉を不離羽から取り上げると、それを神社の賽銭箱の上に置いた。そしてラジオに手をかける。


「おっさん……なにやってるの?」


「ここから先は推測だ。だから、祈ってるんだ」


「神様なんているわけないじゃん。ボクたちが死んだんなら猶更だよ?」


「お前とはずっと意見が合わないな。神はいるぞ。俺の姉ちゃんはそれに救われた」

 

 ラジオのつまみを触る。75.5MHzと38.2MHz。そして最後に16.3MHz。

 

 最初はノイズだけだったのが、徐々になにかに近づきつつあると分かる。

 

 次第に耳鳴りのように響くノイズの音が一つになる頃にその音の正体を知ることができた。

 


 と、くん。おと、ん。お、とう、とくん。おとう、とくん!


 私の神もここにいた。

 

 

 このラジオ体操は死にゆくものへの準備の一環だとしたら、どうか。

 

 

 

 まず俺が着ている服は、幾野姉ちゃんの体操服だ。

 

 そしてラジオも元を正せば幾野姉ちゃんの物。

 

 噛みたばこは神社の生け垣に咲いているとチョークを砕いて作った。

 

 原料のチョークは姉ちゃんが学友の多忙を家に連れてきてテスト勉強をする時に使っていたものだ。


 そう。タオル以外は全てが幾野姉ちゃんに帰結する。

 

 俺は幾野姉ちゃんとの繋がりを死んでからも感じられていた。


 それに対して不離羽はどうだ。シンプル過ぎる服装。スタンプカード以外手には何もなく、幼い子供なのに常に一人。そこからは何かの繋がりは見いだせない。

 

 この違いが、現状を打破する方法を確信させた。


 蜘蛛の糸を手繰るのならば不離羽よりも俺に分があった。


 そして、それが見事に的中した。

 

 朝7時48分。

 

 ラジオ体操が始まりが迫る。

 

 ノイズに幾野姉ちゃんの声が遮られる。

 

 時間がないことを意味している。


「不離羽はまだ生きていたいか?」


「わからないよ。今だって、生きてるのと変わらないし」


「聞き方が悪かったな。『ボーは恐れている』で睾丸がでるらしいけど、観たいか?」


「うん」


「はっ、クソッタレが。大事なところでは意見が合いやがる」


 俺は不離羽の小さな胸にラジオを押しつけて体操服を脱ぎはじめる。

 

 生まれたての姿になっていく私を見ながら、状況についていけない不離羽が目を白黒させていた。


 俺は、不離羽に体操服を投げながら「着ろ」と怒鳴り、背中を叩いた。

 

 もう時間がなかった。

 

 叩いた背中は子供らしく薄く細いが、それでもまだ生きたいという生への渇望で満ちているように思えた。

 

 不離羽が慌てて服を脱ぎ、体操服を着た。


「ラジオから声が聞こえるな」


「う、うん。女の人の綺麗な声」


「よし、その声がより鮮明で大きく聞こえる場所を探せ。そこがゴールだ」


 全裸になった俺は不離羽に最後の言葉を送ると、背を向けてラジオ体操の準備を始める。


「どうするの」

 

 俺はもう振り返らなかった。


「どうするか? どうするか教えてやる。全裸でラジオ体操を踊る。中年の男が汗だくで、全力でだ。そしてお前から貰ったスタンプカードの最後の枠に自分でシャチハタ押して、今度こそゴールインだ」


「そうじゃなくて! なんで一緒に行かないんだよ!」


 不離羽は喚く。


「なんだそれか。俺にはもうな。その綺麗な女の声は聞こえない。今聞こえてるのはな二つだけだ。煩い蝉とアホみたいな砂嵐の音。だから──」


 ため息をついた。昔のことを思い出す。


 姉ちゃんは都会の学校に行き、多くの友人に囲まれて青春を謳歌した。

 

 そこで出会った信頼できる大人と二人三脚で走り、そして──。


 テレビで見る姉ちゃんはいつも輝いていた。

 

 そしてその度遠くになっていった。

 

 その距離と反比例するように、俺の周りは姉ちゃんの話題でいっぱいになり、そして対して耐えられないほど希薄していく俺の存在。

 

 そうやって、麗しい姉の日々に、俺は育むべきでない情けない劣等感を育んでしまった。


 そして今に至った。

 

 

 だから。


「今から幾野弟はお前で、俺が悪戸不離羽だ」


 こいつなら俺よりも上手くやるだろう。

 

 ちょっと生意気だが、それぐらいの方が多忙さんとも相性がいいだろうし。

 

 何より幾野姉ちゃんも管理のし甲斐があるだろう。


 二人の間に沈黙が走る。しかしそれも長くはなかった。


「ボク、いくよ。じゃあね、おっさん。ありがと」


 走り去る音が聞こえる。賢く、潔い子だ。左手をするりと上げ、小さな背中に祝福を送る。


「姉ちゃんによろしく、弟ボク君」


 ラジオ体操が始まる。


 腕を思いっきり上げる。

 

 腋毛が全開だ。

 

 部位が動くたび蓄えた贅肉が震え、汗が滴る。

 

 足を広げれば金玉が揺れて尻毛がまろび出る。

 

 あらやだ、こんなだらしない姿。姉ちゃんが見たらなんて言うだろうな。

 

 腹にあった太い毛穴から生え出た二本の毛がはらりと落ちる。

 

 あーっ。大切に育ててたのにな。

 

 あーっ。運動してるとおなかが痛くなる。ぶっ!

 

 あーっ。おならかと思ったら下痢が出た。尻毛からぽたぬとりと便が垂れている。

 

 便につられて尿も出る。黄色と茶色のデュエット。糞尿がぶつかって世界三大漁業だ! 

 

 うおーっ。トゥナ!カッツォ! イワシ


 あぁ弟ボク君。こんな大人にはなるなよ。

 

 消えゆく意識の中、俺の胸に去来するのは恐怖でも後悔でもなく、ただ幾野姉ちゃんの走る行く末への祝詞
 
 偉大な鉄の女に栄えあれ。願わくば彼女に別衣装とかあらんことを。

1月は死んだ。もういない

今年も12分の1が終わろうとしているの怖すぎる。そう思うと同時に「世の中のおっさん大体似たようなこと言っているな」と感じる今日この頃。人並みに年を重ねていることに感謝しつつこの一か月記憶に残った物事をしたためていく。

 

ボドゲ(一人)

面白さのメカニズムを肌感で感じられるアナログゲームは何気に好きで、時々買っては精神を2~3人に分裂させて遊んでいます。今回は2つのタイトル

 

ソクラテス

 ドラフト形式で手札を整えて偉人の胴体・右腕・左腕を合体、召喚してバトル開始。勝敗は召喚した武力/知力のバロメーターによって決するのだが、正直バトルの面白さよりも珍妙な名前のキメラ偉人が出来上がるというところに面白さがある。


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・ナナ

「自分の手札」、「相手の手札」、「場」の中から同じ数字のカードを三枚当てるという持ち札ありの神経衰弱。手札は最大か最小のものしか出せず、また特定のペアが揃えば勝ちという考えさせられるゲーム性な上、そもそも神経衰弱がベースなので記憶勝負でもある。
思考を巡らせるのが好きな人にはオススメ。ワンプレイの時間は結構短め。

 

ビデオゲーム

 

ダンガンロンパ

 steamでプレイ。推理アドベンチャーを軸としながら操作感はさながらFPSのようなアクション性があることは周知のことだろう。何せ2010年のゲームだ。謎に包まれた学園とそこで行われる残酷かつユニークな手口のコロシアイ。推理ゲームとしての面白さもさることながら独特な世界観デザインと多様な登場人物たちに飽きることはない。

 と、概ね満足ではあったのだが、日常編のテンポの悪さや推理ゲーム特有の「答え分かってるのに正解の選択肢をミスる」というめんどくささは無視できるものではなかった。まあ2010年のPSPのゲームだしね。

 

・Enter the Gungeon

 見下ろし型のローグライク弾幕STG。良い銃はあるか、それに見合う腕があるか。主人公たちは自らの過去を始末する為に運と実力をもって最奥へと潜っていく。

 これ、めっちゃむずいです。それ以上でも以下でもない。

 

・マリオワンダー

 衝撃だったのがその目新しさ。ここまでロングランを果たしてきた「スーパーマリオブラザーズ」というタイトルでここまで新鮮なゲーム体験ができるとは思ってもみなかった。「どこか違う場所につながっているかもしれない」という土管のワクワクさせる存在感はマリオの一つの大きな特徴だと思っているのですが、ワンダーはまさにそれの強化版と言える。なにせ触れると世界そのものがガラリと変わる。しかしながら突拍子のない変化ではなく、その変化には必ずステージ内に「前置き」があるのもいい。

 「このステージではどんな変化があるのか」と考えながら、慣れ親しんだアクションで進んでいくマリオワンダーは冒険という手触りさえあった。めちゃくちゃ面白かったです。

 

スマホゲの周年イベや行事進行

 現在プレイしているのはウマとブルアカそしてニケが個人的にアツツ。特にニケは正月のイベントでついに過去紅蓮とモダニアが加入したので俄然やる気になりシナリオも順調に進行中。やっぱソシャゲは悲しいかな手持ちのキャラが増えるのがモチベに直結しておりますね。

 

カーテンコールから始まった筒井康隆の旅

 

 筒井康隆さんの新作掌編小説『カーテンコール』。排便音もしっかりと収録されていてもう最高。

 私が読み進める一つ分前に文章を置いてくれるような、そんな筆致の軽快さとそこからくる飄々とした語り口がとても好き。それでいて日常の風景を非日常に持っていく切り返しのインパクトは重厚であり、短編のホラーやSFをやると複雑な後味を残す。この絶妙な読み心地の上手さは群を抜いている。かと思いきや長編を書くとなるとそれがまるで独り言ちをするような悠々としたものに変わるのだから不思議である。

 最後の喫煙者日本以外全部沈没大いなる助走文学部唯野教授と誰にでもわかるハイデガー。最後は偽文士日録を少しづつ読んでいる。

カーテンコールはその表題通り筒井康隆の最後の作品群になるらしい。私はこれからも、あなたが橋渡ししてくれた不思議な夢想溢れる世界に何度も楽しませてもらうことになると思う。だからこそ、心からの謝辞と期待をせずにはいられない。

 

 なんつってるまに2月っすよ。末にはウマ娘の周年イベントがあると思うので本当に楽しみです。では

かわいい霧切



 

「生きる」を少しだけゲームライクに。チェックリスト生活を始めました。

いやあけたね、あけすぎ。ガバガバじゃんwいや~やっぱチャラ男先輩のえっぐww新しい来たらすぐあけおめかいはつしちゃうんだもん。2024年ちゃーん?大丈夫?あと11人いるから頑張ってねww

 

あけましておめでとうございます

 

今年もローディング画面に映った顔が朗らかである年にしていきたいです。

 

ポリープを持たぬ腸には腹痛、下痢。持つ肛門には痔が絶え間なく浴びせられる恐ろしい三が日を過ごし、すでに満身創痍ですがなんやかんやで1月も半ば。

 

チェックリストで自分へのデイリー報酬を叩きつけて、『現状維持』天国から堕落しろ!

というお話。

 

休日はベッド、トイレ、台所を往復しただけだったというのが多い私。それもカーテンなんて全く開けずに。SNS、ソシャゲ、Amazon、ゾライムHuluットフリ……今日一畳は指先一つで複合商業施設へと変貌を遂げる。出不精の私にはこらえがたい誘惑です。さらには映画やゲームに関しても「既にやったもの」を改めて摂取していることが増えてきた。スケベな映像音声も例に漏れない。

 

日常に潜む選択肢を選択済みの方にカーソルを合わせがちになっています。

 

好きなものに囲まれて好きなものを感じられるこの一日の過ごし方はとても贅沢であり安楽です。桃源郷、楽園、天国。だからこそここから堕ちる。自分の堕ち方を考える時が来た。

 

そう思い何年も過ごしてきてしまいました。これもまた、堕落。

 

 

今年こそは! と思いたち、7日から始めたのがこのチェックリスト。


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ゲームではミッションやクエスト等の進捗具合に度々チェックリストが登場します。

 

多くのチェック項目には報酬が用意されているので、プレイヤーはリソース目当てで項目を埋めていく。しかしそれ自体がゲームへのプレイ方法や理解を確立していくことにも繋がっていくという親切な仕組み。今では頻出する設計だと思います。

 

これを自身の生活にも取り入れている最中。

 

だがこのチェックリストは作るのもこなすのも自分自身。報酬も自分で用意する必要があり、その匙加減に難儀しているところ。

 

今のところは一日の項目を4つ程に抑えて「やるべきこと」と「やりたいこと」を織り交ぜています。チェックを埋める度に10円貯金、その日のチェックをすべて埋めることができれば100円貯金。

 

精神を二分割にして、運営する自分とプレイヤーの自分にわけてリソースを送受しています。

 

「これだ」というところまで続けてみたいな

年の瀬にテレビゲームの難易度設定へ想いを馳せる

2023年12月24日

親指を眼球に押し付け、上あごを四指でめくり上げている私たち。聖夜に「セイヤっ!!」と啼く哭悲(the sadness)がこだました。

同日、漫才王者決定戦M-1グランプリが開催されていました。いつの頃からかサイゲームズがスポンサーになり、番組途中に流れるプリコネ、シャドバ、ウマ娘等のゲームのCMをニタニタ見るのが年の瀬の楽しみになっています。

もちろん観てます、芸人さんがしのぎを削って漫才するところも。面白かったです。

そして今回のM-1グランプリで気になったのはツカミの部分。

出囃子後、三八マイクの前に立った刹那ボケが始まる。という入りが多く感じたのが総評として心に残り、「機先を制するようなお笑いのスタイルが主流なのかな」と思わせるような大会でした。

 

「とりあえず一発かます!」というのは創作のテクニック本の中ではよく出てくるもので、ゲームクリエイター桜井政博さんも自身のYouTubeでおっしゃっていました。

youtu.be

スロースタートの導入は面白くないというわけではありませんが、ゲームをするために座ったのにゲームに触れられないというのはもどかしいので、個人的にもこの意見には肯定派。

 

で、肝心のゲーム難易度のお話。

私は難易度とはゲームとプレイヤーとの距離感だと思っています。

「難しい」は少し離れた距離感をプレイヤーが歩むこと。
「易しい」はプレイヤーがゲームの楽しさをより近くで感じられること。

苦手でも得意でも、ゲームとの距離感が適正なら楽しむことができる。難易度設定はそういった製作者の意図が伝わってくるような素晴らしい仕組みであると私自身は解釈しています。

ファイアーエムブレムーエンゲージーより

しかしRPGに限らずこの難易度設定画面ですが、ゲーム性らしいものに触れていないプレイ前に現れることが多いように思います。

一口に難易度と言っても、「イージーでも全滅した」「ハードでも余裕」といった感じでゲームそれぞれの内容やプレイヤーの力量によって字面の限りではないこともしばしば。

難易度を設定するその前にゲームに触れるシーンを設ければ、ゲームとプレイヤーの適正な距離感が測れるのではないかな~、と。

 

その点RimWorldは難易度設定の前に一通りチュートリアルをプレイさせてくれたので、それを参考にして易しいめな難易度とストーリーテラーで始めました。

易しいといいつつシムゲームの操作に不慣れであり、おっかなびっくりプレイしています。

イベントが特に起こらなくても「やりたいこと」が次から次へと出てくるプレイヤー始動のゲームなので、とても忙しくて、でもこの忙しさが面白い。

我がコロニーはたまたま鉱山を背にしておりクマ団(盗賊)が攻めてくる方向が大体絞れており、かなり安全なコロニー生活を送れています。

常に空腹で可哀そうだな、と思っていたら入植者がもう一人増え「食肉か……」と思っていたところに米が育ちその危機を脱して、現在は間欠泉を目指していおります。

 

閑話休題、そして最近のRPGなどでよく見かける難易度設定のこの一文。

「ストーリーを手軽に楽しみたい方向け」

主にイージーモードにて記されることの多い一文ですね。

ブレイブリーデフォルト2より

イージーモードが、かつてはゲーム初心者さんや私のようなぶきっちょの為の救済的設定のイメージから、今では「スピーディにゲームをクリアできるモード」という意味付けが強くなってきたような気がします。

「易しい」という意味ではなく、「気軽な」という意味のeasyという側面も出てきた、ということですね。

昨今の娯楽や流行の消費スピードは驚異的ではありますが、テレビゲームも例に漏れないということをひしひしと感じます。

 

しかしながら、気楽に始めたゲームに心奪われることもある。又はその逆も。

すれ違いで初見プレイ素晴らしさを減らしてしまうようなことを防ぐという点においても、ゲーム難易度設定はある程度ゲームに触れてからの方がいいのではないかと感じます。

 

私が大事したい「早さ」とは単なる「素早さ」ではなく心の機微を逃さない「機敏さ」だと記事を書いていてはたと気づきました。

 

来年もゲームや物語などのロマンを追いかけていきたいです。

【銀銃プレイ備忘録】私のこと、愛してる?【58日目でクリア】終

石のような物体と対峙。前座と言わんばかりにボーナスステージと銘打たれたボスが現れる。中心の心臓部から鞭のようにして伸びた色の球を振り回していて、これに攻撃を当てると対応した色で攻撃をしてくる。チェーンを狙うのなら一つの色に絞って攻撃しよう。
しかし何がボーナスなものか、普通に強い。心臓部はかなり脆いのでバルカン連発でさっさと倒してしまうのが吉。

スコアを狙うのならばもちろん稼ぐにこしたことはないが、そこは自分の腕と応相談。武器レベルを上げるため、というのならこのボーナスステージよりも5Aやそれまでのステージの上達から武器レベルを上げるほうがクリアに奏功する。

ということでここは割愛。いよいよラストボス

 

 

 

I gave you lives.君に命題を与えた──
So that you make good progress.──よりよく進歩するために。
But you couldn't understand.でも、ついに理解することはできなかったね。

 

STAGE:6

THE ORIGIN (根源)

2521 A.D   7.13. 17:10


descent point:orbit satellite b3(降下地点:軌道衛星B3)

 

ボス:VARAS

サメのような大型の敵で画面を縦横無尽に泳ぎまわる。そしてそれは縦横だけではなく手前と奥という3次元的な動きも含める。

動きが大変複雑な為、ホーミングで常に攻撃しながら良い位置を取れるタイミングでバルカンやスプレッドの高火力攻撃でダメージを与えていこう。

登場すると中央付近に陣取り、自機に狙いを定めてくる。一定のタイミングでシルバーガンの極剣に似た攻撃と共にミサイルを射出。極剣は画面の四方端まで寄れば当たらないのでそこで回避。ミサイルは破壊可能なのでスプレッドで破壊し、そのままスプレッドで攻撃に転じよう。

次に左右対称のレーザー。半透明から徐々に表示がはっきりしてくるのだが、この半透明時であれば攻撃は受けないので次々と現れるレーザーを追っていくようにして動けば被弾はせずに済む。そのようにして回避するとボスの正面からレーザーを追うようにして側面へ、そしてまた正面へ移動し最後に側面へという流れで操作することになるので、ボスとの相対位置にもよるがホーミングスプレッドはコンスタントにダメージを与えられるためオススメしたい。

これが終わると弾を吐きながら∞の字に暴れまわる。急旋回と少し弧を付けて旋回してくる2パターンの動きがあり、急旋回時は対辺で移動、少し弧を付けて旋回するときは対角へ移動することを心がけると避けやすくなる。しかしながらこのボスの素早い動きになれるのはそれ相応の試行回数が必要なのではと思う。

画面の手前から奥へと泳いだ後、ステージ5Bの巨大戦艦のような波状攻撃をしてくる。ボスは自機を狙いながら波状に攻撃を飛ばしてくるので動き回るのは悪手。ボスが撃ってきた攻撃を落ちついて避ける動きを心がけよう。

 

ここまでがワンセットで後はループに入る。

 

 

 

You must do it over again.だからやり直す必要があるんだ。
Why can't you see?わからないかな?

 

ボス:BECHEW

 

大亀のボス。甲羅の部分が開き六基の大砲が現れ誘導ミサイルが飛んでくる。このミサイルを破壊するとさらにそこから自機を狙うビームが発射されるため、壊しすぎると逃げ場がなくなるのでこのミサイルはできるだけ回避しよう。

全部の大砲からはプラズマレーザーを撃ってきて逃げ場を狭めてくるのでこれに当たらないように注意。ダメージが通るのは中央の光っている部分。バルカンで攻撃するか近い位置からホーミングスプレッドで大砲もろともダメージを当てるのがいい。

一定のタイミングで甲羅部が閉じ、今度は回転しながら画面上を浮遊する。弾を発射しながら、タメのモーションが入り、火とピンク弾を噴射する。回転数が速く、逃げ場もそう多くないので大砲は早く壊したいところだが、壊したら壊したらでプラズマレーザーが射出されこれがかなり凶悪。おそらく一定ダメージで次のフェーズへ移るので威力の高い武器とホーミングスプレッドを組み合わせて効率よくダメージを通していこう。

最後、コア部をこちらに向けながら砲台六基からレーザーが移動を阻害してくる。当然対面が安全地帯なのだが、ほどなくしてコア部からロケットエンジンのようなビームが射出される。バルカンで攻撃しながら適宜横に移動して避けるだけでOK。

堅く、それでいて移動を阻害してくる範囲攻撃が特徴的なトリッキーなボス。逡巡しようものなら問答無用で一機失うので、動きを覚えて生存力を上げることよりも高い威力の攻撃でガンガン攻めていかに素早く倒すかが生き残るコツになるようなボス。

 

 

Feel visible matter感じて、見えるものを──
Feel invisible matter──そうでないものも。
There is life everywhere.ありとあらゆる場所に生命があることを。

 

 

ボス:OHTRIGIN

 

大鳥のボス。攻撃は胴体部分にのみヒットすることに留意。バルカンかスプレッドが当てられる位置を心がけよう。

まず羽根を飛ばすような動きで攻撃してきた後突進してくる。動きは緩慢であるのでそこまで構えなくていい。2回羽根攻撃をして再度突進。4回絶え間なく羽根攻撃の後突進。

この後翼を広げ両翼から交差させるように羽根を飛ばしてくる。これがシューティングゲームに慣れているプレイヤーならばどこが隙間になるか判断できるのだろうが私はかなり苦戦した。最終的には中央でバルカンを当てながら少しづつ後退し、横移動を挟んでまた前の隙間を目指す、という縦移動を念頭に置くと被弾率が少しだけ下がった。

 

ここを乗り越えるとボスの身体が金色に発光し、爛々と燃え始める。

 

胴体からは鳥型の炎弾を飛ばし、翼からは大きな火球をレーザーのように絶え間なく浴びせてくる。

すると今度は火球レーザーを格子状にして放ってくる。迫力は凄いが、動きとしては先ほどの交差羽根と同じでいい。隙間を求めて縦の動きで回避しよう。

最終フェーズ。この段階に来ると、HPが0になるまで永遠とこの攻撃を続けるのでガンガン攻めまくろう。

鳥型の炎弾と共に火球を細かくして複雑にばら撒いてくる。この時ボスは自機と軸を合わせるようにしてゆっくりと動くので炎弾が当たらない位置はない。一か所に留まり続けるのが難しい攻撃なのでホーミングプラズマやホーミング等、位置を問わない攻撃で継続して攻撃を与えてさらにダメージを加速させていこう。

 

 

 

But I believe the day when youそれでも、君が君自身を理解して
understand yourself and live together歩める日が訪れると信じているよ。

 

would come.私と共に、ね。

 

ENCOUNTERED AN ASSAILANT.(接敵)
BE ATTITUDE FOR GAINS…(勝つために…)

1.BE PRYING(祈りなさい)

2.BE PRYING(祈りなさい)

3.BE PRYING(祈りなさい)

 

XIGA

 

いよいよ。最後の敵。輝く光の巨人。ここまでの全てを使って勝利を勝ち取ろう。
PHASE1

着地した巨人が走り始める。この時、自機の動きと連動してカメラが動くような仕様になっているため、ボス自体は同じ動きをしているものの相対して隙間ができたり逆に避けられなくなったりする。なのでぐるぐると動き回るよりも、ボスの頭少し上あたりに位置取り、剣を6時方向に置いておくのが最も楽。

ある程度立つと、目の模様のようなものにロックオンされる。これがシルバーガンのスプレッドのようなものを多く発射してくる。しかもそれが長く画面上に残留するので動きすぎると壁のようになり、逃げ場がなくなってしまう。それを避ける方向には注意しながら移動しよう。それと同時に放射状に弾も撃ってくるが画面端を通れば隙間も十分生まれる数なので、そこまでの脅威ではない。

半分ほどダメージを与えたところで次は十字の爆発を自機の位置に放ってくる攻撃が追加される。攻撃がより複雑にはなるが、避けられないほどではないため、素早く倒して次のフェーズへ急ごう。

ダイナミックなカメラワークが特徴的なこの最終戦だが、これは「巨人がシルバーガンを視ている」ことを表しているもの。これ以降の攻撃でも巨人の顔がシルバーガンをしっかりと捉えているのが強調されている。

英雄が目で人を殺すのならば神に等しき巨人がその瞳に映すものは一体どうなってしまうのか……

PHASE2

前宙からの画面を二つに裂くような鋭いかかと落とし。自機を狙ってくるので動き続けてすかさず中央下で待機。そして画面が激しく一回転した後、巨人の両腕から光線が放たれる。内から外へと光線の向きが広がっていくので自機としては画面の中央のみの移動に制限される。当然これだけではなく左右から自機に向かって放射状に弾が飛んでくる。このうち肘あたりからでているものが自機に向かって飛んでくるので動けば動くほど弾の散らばり具合が変わり、ここはかなり難しい。自機狙いの弾を引き付けて避けて、視線は常に自機の少し前の空白に向けておこう。

 

攻撃はできるだけ中央を陣取り威力のあるバルカンを撃ち込みながら、しかしこだわりすぎると被弾するのでそういった場合はホーミングに切り替えて避けに徹する。このボスラッシュでお世話になりまくっていな、ホーミング。

 

この最終面にきてホーミングの重要性がとんでもなく上がってくるので今一度武器レベルの上げ方を見直してみるのもまた新たなレイディアントシルバーガンの楽しみと言えるかもしれない。

光線が終わると今度はピンク弾を広範囲にばら撒くのでこれを素早く回収して極剣を撃とう。スムーズに回収できれば2回分できるが、2回目の極剣は次の無敵用としてストックしておくのもあり。

これが終わると次は一発目の光線がくる。光線の迫り方が逆で、今度は外から内へと光線が放たれるので徐々に動きづらくなりじわじわとプレッシャーがかかる。

これを越えるとカメラがぐるりと回り巨人が画面右側へ。横一閃にビームを張りPHASE1で繰り出したロックオンする爆風を再度行ってくる。弾も飛んできているので移動できるスペースがPHASE1よりもさらに制限されている現状、移動のし過ぎは自身の首を絞めることになる。巨人との距離が近い時はスプレッド、離れたらホーミングで攻撃を続けよう。

 

光線が縮小していき、カメラが右側へスライドする。

ここから先は一つの攻撃毎にカメラが右へ90°回転する。しかしながら巨人から放たれた技はカメラワークには従わず動くため、脳みそがバグる。

  • 波動ビーム
    左腕から放たれる幾何学的な波状のビーム。カメラワークと合わさり凶悪の一言に尽きる。上で待機して避けるとカメラワークにより巨人とぶつかってしまうので画面右下側で待機し、カメラワークに逆らうようにして左へ移動すると比較的楽になる。

  • 蹴り
    軌道が斜め上へと残るが実は攻撃判定がかなり曖昧。カメラワークに逆らう左に移動しているシルバーガンを狩るような攻撃になっているので一度スティックを離して一拍おけば案外簡単に避けられる。派手なカメラワークの中でも落ち着いて行動することをプレイヤーに求めるいい攻撃。

  • サマーソルトキック
    キックに合わせて弾を射出する。基本的には巨人から距離を取り間隔の開いた弾の隙間を通ることになるのだが、カメラワークのせいで移動にも一苦労する。
    強いながら一番多用される技でありそれ故慣れるのも一番早い。

波動と蹴りが二回繰り返され、カメラが正対に戻ってきたタイミングでサマーソルトキック四連以後繰り返しとなる。巨人と距離をとるのが基本的な戦法になるのでホーミングで攻撃していくことになる。PHASE2はかなり堅いので威力の高いバルカンやスプレッドを使えるシーンがあればどんどん使っていこう。

 

PHASE3

巨人が宙に飛びあがり回転し弾を飛ばしてくる。このフェーズは攻撃は苛烈ながら移動が阻害されるようなことはないので、バルカンを撃てるよう中央ラインやスプレッドが当てられる斜めの位置に陣取ることができる。

まずはピンク弾。回収して極剣でダメージ。PHASE2の時のように2回溜めるの難しいことを頭に入れておいて、無敵として使おう。

次に炎弾を時計、反時計回りと交互に放ってくる。弾速が速いが弾同士の間隔が広く避けやすい。4Aのボス戦前もこういう動きを強いられるシーンがあった。指がそれを覚えてくれているはず。

そして黄色の光弾を身体近くに展開し細いレーザー状にして散布する。派手な攻撃の割に自機を狙った攻撃ではないので、被弾しそうになったら避けるぐらいの心構えで攻めに徹しよう。

ピンク弾をばら撒いた後、炎弾攻撃。今度は反時計回りと同心円状の拡散の形状を交互に放つ。弾の方向が複数になり、これだけでもかなり大変なんだがこれに加えて青色の光弾が自機を狙って飛んでくる。コツとして光弾が左右から自機を狙ってくるのでギリギリまで引き付けて少しだけ上下左右へズレるように避ける。

これがしばらく続き、ピンク弾がばら撒かれる。脳みそが焼け落ちそうになるのを必死に我慢して避け続けよう。

 

PHASE4



現れた石のような物体が輝き、巨人の身体が宙に浮く。

心音と共にクリスタルのような物体が降り注ぐ。隙間が大きな部分、クリスタルの位置、微妙な前後のズレ方もランダム。そして一定のタイミングで光線を撃ち降ろしてくるのでもちろん安全地帯はない。

攻撃自体はこれだけでシンプルなのだが、心音が速くなりどんどんどんどんそのスピードが速くなる。

このフェーズは何といっても巨人が堅く倒れにくいのが特徴。攻撃を受け付けるのが胴体部のみで小さく少しでも横にずれるとバルカンが外れてしまうのもあって倒しきるのが非常に難しい。このようなことからタイムアウトの持久戦になることは珍しくない。先ほど言ったクリスタル同士の間隔が広く開いているところを目指して動いていこう。

 

 

地に堕ち、激しく爆発し倒れる巨人。

朦朦たる雲の遥か向こうには、今でも星が輝いている。

私たちはやり切った。

これ以上、戦う必要はない。

 

 

レイディアントシルバーガン備忘録は今回で終了!

とても、とても楽しいゲームでした。

エンディングまで一度も負けないことを求められるSTGの厳しくも美しいゲーム体験と、それを土台に『戦う為に最良を求め続けなければならない銀銃の武器レベル』というシステム。一つ一つの壁は険しいけれど、決して不可能ではないと思わせてくれる絶妙な難易度。気持ちを奮い立たせてくれる壮麗なグラフィックと荘厳なBGM。

このゲームを遊べて、知れて、触れることができてよかった。

 

 

 

 

STAGE:

LINK (円環)

100000B.C   7.13. 18:06


descent point:somewhere in time(降下地点:遥かなる時空の中で)

 

ここから先は攻撃できない。石のような物体と対話する60秒間。

石のような物体の攻撃はそれなりに苛烈だけれど、ここまできたのなら、決して越えられない壁ではない。

 

 

 

 

 

私のこと、愛してる?

 

 

▶はい

▷いいえ

……

…………

▶SAVEする

【銀銃プレイ備忘録】そして輝く銀の銃【58日でクリア】

STAGE:5A

VICTIM (犠牲)

2521 A.D   7.13. 15:30


descent point:e.d.a headquaters(降下地点:地球連邦軍総司令部)



お待たせしました。銀銃、本番です。

2Eで撤退した司令本部のビルの上に再び舞い戻ったシルバーガン。しかしそこにはかつての繁栄を象徴した青い灯りはなく、人類衰亡がありありと見える赤褐色の光景が地平線の彼方まで広がっている。

ストーリーモードでは艦長の「とうとう本気で潰しに来たか」と絶望感漂うセリフとともに超ド級戦艦が映るところから始まる。

初めに言っておくと、私は「このステージで30機失う」という想定の下進めてきています。冗談じゃなく、ここからが本番です。

銀銃の本番ということでスコア稼ぎもここが山場になってくる。もちろんそれにともなって武器レベルも上げられるのでできるだけ赤のチェインを繋げられる動きをしていこう。

前哨戦

まず、DNAを思わせる二重螺旋構造。基本的にはバルカン単発、横幅が広い時のスプレッド、自機横側に敵機がいる場合の剣。これを場面に合わせて使い分けていく。

赤機体の幅が狭い時はバルカン、広い時はスプレッドというような感じで他色機を巻き込まずにできるだけ多くの赤敵機を倒していこう。

動きとしては左で待機し赤敵機を破壊、奥にいる青敵機は破壊しないようにチョン押し。右に移動しながら剣で赤を破壊し次は右側でスプレッド。で、バルカンで最右の列になっている赤を倒して左へと移行。ここが少しでも遅れると中央交差あたりに引っ掛かりやすくなるので若干移動しながら攻撃していこう。

最後左側はバックワイドも使いながら赤機を出来るだけ処理する。

だいたい20,000スコアあたりが取れれば及第点。しかしながら撃った数と同じぐらい撃ち逃している。私はこれでパターンを組んだけれど本当はこの倍ぐらいスコアが取れるではないのではないか……とも思う。

ただ序盤の序盤なので生存率とチェインの繋げやすさを求めた動きを優先している。

次!

 

ボス:SBS-130

第一段階目

誘導レーザーが非常に厄介。脅威ではないにしろこの結構堅い巨大ミサイルが非常に高得点(多分10,000)なので積極的に壊していきたい&先ほどからの赤チェーンが繋がっていればかなり稼げる部分になるので赤機体だけを狙っていこう。死なないようにね。

開幕巨大ミサイルはここまで来た私たちなら歯牙にもかけないだろう。その後に歯牙にかかりまくる誘導レーザーが始まる。個人的には細かく左右に動きながら戦艦に近づいていく動きを推奨したい。この誘導レーザー、この後に来るピンク弾と合わさりパターン化が非常にしづらく、さらにこれが長い!苦しい!

先ほどと同じように、赤小型機を撃つべく左右へと大きく動かすのだが、誘導レーザーは出来るだけ引き付けて避けた方がレーザーの指向がひとまとまりになり、幾分か攻撃の苛烈さが和らぐ。大きく∞を描くようにして避けよう。そしてここで大事なことがピンク弾をしっかりと回収することとバルカンは撃ち続けること。ピンク弾は前述の巨大ミサイルを破壊するため。バルカンはこの戦艦を破壊するため。この戦艦は武器レベルが足りないとそもそも倒せないぐらいには堅い。なので青や黄への攻撃を避けるのは当然なのだが、戦艦への攻撃も忘れずに継続しよう。バルカンであれば画面上どこから撃っても戦艦にはヒットするのはありがたいところ。

ここが終わると画面いっぱいに巨大ミサイル。スプレッドやバルカン、瞬間火力の高い攻撃で手早く破壊しよう。特にスプレッドは爆風で複数基破壊できるので積極的に使っていこう。三段階目で先ほど溜めていた極剣を発動。ミサイルをすべて壊しながら戦艦へ攻撃してとどめ。逆を言うと、ミサイルを撃ちきる前に倒してしまうとスコアが稼げないので武器レベルが十分に高い場合は倒してしまわないように留意されたし。

ここが終わると、高速で自機に突っ込んでくる3機が赤青黄それぞれ突っ込んでくるので赤以外は避ける。

 

第二段目

この巨大戦艦の心臓部へと侵入する。破壊箇所は目の前の緑色のコア。

〔   〕

〔 ◇ 〕←戦艦の全体像

〔   〕

こんな感じ。コアの両の隙間から小型機、戦艦の側面を這う小型砲台クンが主な敵。

VS巨大戦艦というステージなのだがその実は巨大迷路といった趣が強く、敵の出現パターンは多くはないものの、画面スクロールや回転などのギミックが入ることでかなり複雑な仕組みになっている。

類似するパターンがあるのでそこは簡潔に説明していく。

まず右から現れた小型機が左へ斜めに抜けていく。左から現れた小型機もまた然りといった動き。最初に赤が左から現れるので、右のくぼみで待機。
小型砲台は自機との距離が近いと砲撃してこないので、できるだけ肉薄する距離まで近づくことを意識しよう。青の小型砲台がなければスプレッドで壁の砲台もまとめて破壊、あるのならバルカンで小型機のみを倒そう。

続いては左へ移動してこれを繰り返す………。文字に起こすと単調に思えるが、壁の砲台の攻撃がかなり過激なので心休まる場面がない。

そしてこれを赤小型機隊列が5度現れるタイミングで戦艦右部が振動し始める。これが幅寄せの合図なので気を付けよう。右側面が幅寄せしてきたから左によける、というプレイヤー心理をほくそ笑むかのように、巨大ミサイルが通過する。

〔ミ 〕

〔サ◇〕←こんな感じ

〔イ 〕

上記のように中央あたりにくるくぼみに合わせて自機を置くイメージでこれを回避しよう。

 

これが終わると特攻小型機のターン(※1)。この間も小型砲台の砲撃は続くので避ける際は大きな動きと元の位置に戻る動きは控えるようにしよう。画面下部から現れる赤機はバックワイドよりも剣の方が安全。

そして戦艦の左右壁面を伝って降りてくる壁(※2)。この壁が現れるころには小型砲台は青に変わっているはず。攻撃してチェーンが切れると元も子もないのでここは避けに徹底しよう。

これが通り過ぎると小型機ターン。次はUの字を描いて右から左へ、左から右へ。壁を這う小型砲台は青色が多いのでバルカンで破壊しよう。

スタートは左から現れる赤敵機列なので出現場所をバルカンで撃つ。続いて左から……、これも5回目で幅寄せが来る。次は左が幅寄せ。先ほどと同じようにくぼみがくる位置に自機を置いておこう。

次、左右から3色小型機が列で降りてくる(※3)と同時にスクロールが始まり、スペースが上側に移動する。赤青黄の順番で降りてくるわけだが剣を使って赤敵機だけを破壊しよう。右側から始まり6回の赤機体の列を破壊すると、(※1)がくる。今度は特攻機が四方から現れ、これが避け辛い。特攻機の自機ロックオンを確認し、動くような立ち回りを意識すると突進の軌道を読みやすい。中央付近で回避するとコアを遮蔽として使うのも手。

スクロールが終わると、コアを中心として線対称の形になる。つまり小型機は前からではなく後ろから現れる。

(※3)。これも赤列を6回したところで、両側の壁が幅寄せしてくる。くぼみ同士の隙間に自機を滑り込ませるようにして回避。こんな狭い隙間でも砲台との距離が少しでもあると砲撃してくるのでできるだけ近づくように。

また(※1)からは画面が時計回りに回転し始めるが慌てず落ち着いて対応しよう。むやみに動き回ると砲撃の的になるので、特攻機一個分の動きを細かく繰り返しながら避けるイメージを持つといいかも。

コアが9時あたりに来たタイミングで(※2)が現れる。壁砲台は赤が増え始めるので、青色を巻き込まないタイミングであれば破壊していこう。

コアが1周したタイミングで幅寄せ。これも画面が回転しながら交互に2回ずつ。

(※3)。列が左右ではなく上下で通過が始まるのが変化点。バルカンやバックワイドも使用できるが、やはり剣の方が安定すると感じる。

四方版(※1)が3回、終わるとまたもや(※3)。しかし3回目の赤隊列を倒そうと思ったあたりのタイミングで両側の幅寄せがきて挟まれる。これに不意を突かれないように、振動を見逃さないようにしよう。

これが終わると左から幅寄せが始まり左右2回ずつ。コアが6時の位置に来たタイミングで自滅する。

これでこのド級戦艦はクリアになる。しかし私はまだ一度もこの戦艦の100%破壊ボーナスをもらっていないのとノーミスでのクリアもできていないので、まだまだ攻略の余地は残されているボスだ。

 

ボス:SBS-33KI

第一段階

130程の難関ボスではない、ストーリーモード限定のボス。

ツインレーザー砲に挟まれ、画面両脇から青と赤の中型機が放射状に単発バルカンを撃ってくるというもの。このツインレーザーは破壊可能だが例に漏れず凄く堅い。両脇から現れる中型機も赤のチェーンを崩さないように赤を狙ってスプレッドを撃つ……。個人的には本当にここだけほんっとつまらないっ!!!!!!

第二段階

赤と黄が横一列で突っ込んでくる。横に同色が並んでいる場合は剣で薙ぎ払うようにして複数処理、一機だけの場合はバルカンで処理。といった感じで50回ほどの突撃を処理することになる。ちなみにこの隊列は微妙にズレていくので安全地帯はないので。目の前の敵をしっかり倒すほうが安全。

赤を倒し続けるのがセオリーだが、第一段階の最後で青中型機を倒し、ここでシークレットチェーンを繋いでいくという手もある。

ここを越えると破壊できない壁砲台が左右所狭しと並べられている戦艦内に侵入していく。ちなみにおそらくなんだがここが安全地帯だろう、という場所が画像。

いや……どう見ても当たっていますが……。

第三段階

壁砲台ゾーンを越えるとここに来て新たな攻撃。攻撃を吸収してデカくなる緑キューブ。これを放射状に放ってくる。大きくなると避けられなくなってくるのでこれは攻撃せず隙間を避けていこう。その際ピンク弾はもちろん回収し、この後にくる攻撃への回避用として極剣発動を準備しておく。

中央部がクルリと回転しコアが現れ、コア横にある2基の砲台から細かい3連続ビームが放たれる。壁に反射するビームだか特段自機を狙って放っているわけでもないので、落ち着いて避ければ問題ない。回避困難と感じたときは躊躇わず極剣で回避しよう。

程なくするとコアが光始め、誰が見ても「ビーム撃ってくる」と思う。実際極太レーザーを撃ってくる。壁際にいれば当たらないのでそこで回避。先ほどまでのビームが避けやすいからと中央辺りにいつまでもいると、ビームで退路がふさがれ、レーザーに焼かれてしまう。

ここが終わるとコアが戻りまた緑キューブを発射してくる。今度はかなり隙間が狭くなっているので画面最下部で引き付けて隙間を広くとることを心がければより安全。この後1発目と同じようにピンク弾を発射してきて、またも中央部コアが現れる。

細かいビームが今度は一発ごとに角度がつけられ、より複雑な軌道で襲い掛かる。しかし気を付けるところは一緒なので、本当に気合で乗り切ろう、といった感じである。

ここまでで極剣2回発動できていればここで破壊できるか、次で破壊圏内には入っていると思われる。そうでない場合は武器レベルの見直しをしてもいいかもしれない。

 

 

 

ということで5Aの備忘録でした。ステージが始まった直後、シルバーガンと敵戦力の圧倒的な差を見せつけられ、相対すると画面には収まらないほどのビッグスケールのボス戦艦。「最初から勝ち目などなかった」、そんな絶望が難易度という実感を纏いプレイヤーの心に沁み始める。それでも一つ一つ、相手の動きを読み取り、対処し、パターンに落とし込んでいく。

今までとは次元の違う難易度ではあっても、今まで培った経験値は武器レベルと指にある。それが分かれば、ステージ開始時に感じていた絶望感は、次のプレイの、あるいはトレーニングの熱になっている。

この『レイディアントシルバーガン』というゲームは私の挑戦を受けて立ってくれる。そして、幾度となく負けを突き付けてくる。

それでも。

とうとうここまできました。

次回。最終面へ──