究極ウンチ地獄絵図

逃げ場なし

1月は死んだ。もういない

今年も12分の1が終わろうとしているの怖すぎる。そう思うと同時に「世の中のおっさん大体似たようなこと言っているな」と感じる今日この頃。人並みに年を重ねていることに感謝しつつこの一か月記憶に残った物事をしたためていく。

 

ボドゲ(一人)

面白さのメカニズムを肌感で感じられるアナログゲームは何気に好きで、時々買っては精神を2~3人に分裂させて遊んでいます。今回は2つのタイトル

 

ソクラテス

 ドラフト形式で手札を整えて偉人の胴体・右腕・左腕を合体、召喚してバトル開始。勝敗は召喚した武力/知力のバロメーターによって決するのだが、正直バトルの面白さよりも珍妙な名前のキメラ偉人が出来上がるというところに面白さがある。


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・ナナ

「自分の手札」、「相手の手札」、「場」の中から同じ数字のカードを三枚当てるという持ち札ありの神経衰弱。手札は最大か最小のものしか出せず、また特定のペアが揃えば勝ちという考えさせられるゲーム性な上、そもそも神経衰弱がベースなので記憶勝負でもある。
思考を巡らせるのが好きな人にはオススメ。ワンプレイの時間は結構短め。

 

ビデオゲーム

 

ダンガンロンパ

 steamでプレイ。推理アドベンチャーを軸としながら操作感はさながらFPSのようなアクション性があることは周知のことだろう。何せ2010年のゲームだ。謎に包まれた学園とそこで行われる残酷かつユニークな手口のコロシアイ。推理ゲームとしての面白さもさることながら独特な世界観デザインと多様な登場人物たちに飽きることはない。

 と、概ね満足ではあったのだが、日常編のテンポの悪さや推理ゲーム特有の「答え分かってるのに正解の選択肢をミスる」というめんどくささは無視できるものではなかった。まあ2010年のPSPのゲームだしね。

 

・Enter the Gungeon

 見下ろし型のローグライク弾幕STG。良い銃はあるか、それに見合う腕があるか。主人公たちは自らの過去を始末する為に運と実力をもって最奥へと潜っていく。

 これ、めっちゃむずいです。それ以上でも以下でもない。

 

・マリオワンダー

 衝撃だったのがその目新しさ。ここまでロングランを果たしてきた「スーパーマリオブラザーズ」というタイトルでここまで新鮮なゲーム体験ができるとは思ってもみなかった。「どこか違う場所につながっているかもしれない」という土管のワクワクさせる存在感はマリオの一つの大きな特徴だと思っているのですが、ワンダーはまさにそれの強化版と言える。なにせ触れると世界そのものがガラリと変わる。しかしながら突拍子のない変化ではなく、その変化には必ずステージ内に「前置き」があるのもいい。

 「このステージではどんな変化があるのか」と考えながら、慣れ親しんだアクションで進んでいくマリオワンダーは冒険という手触りさえあった。めちゃくちゃ面白かったです。

 

スマホゲの周年イベや行事進行

 現在プレイしているのはウマとブルアカそしてニケが個人的にアツツ。特にニケは正月のイベントでついに過去紅蓮とモダニアが加入したので俄然やる気になりシナリオも順調に進行中。やっぱソシャゲは悲しいかな手持ちのキャラが増えるのがモチベに直結しておりますね。

 

カーテンコールから始まった筒井康隆の旅

 

 筒井康隆さんの新作掌編小説『カーテンコール』。排便音もしっかりと収録されていてもう最高。

 私が読み進める一つ分前に文章を置いてくれるような、そんな筆致の軽快さとそこからくる飄々とした語り口がとても好き。それでいて日常の風景を非日常に持っていく切り返しのインパクトは重厚であり、短編のホラーやSFをやると複雑な後味を残す。この絶妙な読み心地の上手さは群を抜いている。かと思いきや長編を書くとなるとそれがまるで独り言ちをするような悠々としたものに変わるのだから不思議である。

 最後の喫煙者日本以外全部沈没大いなる助走文学部唯野教授と誰にでもわかるハイデガー。最後は偽文士日録を少しづつ読んでいる。

カーテンコールはその表題通り筒井康隆の最後の作品群になるらしい。私はこれからも、あなたが橋渡ししてくれた不思議な夢想溢れる世界に何度も楽しませてもらうことになると思う。だからこそ、心からの謝辞と期待をせずにはいられない。

 

 なんつってるまに2月っすよ。末にはウマ娘の周年イベントがあると思うので本当に楽しみです。では

かわいい霧切